ドメインとサーバーの基本

Webサイトを運営するためには、ドメインとサーバーが必要不可欠です。ドメインはWebサイトの住所、サーバーはWebサイトのデータを保管する場所と考えると分かりやすいでしょう。適切なドメインとサーバーの管理を行うことで、安定したWebサイト運営が可能になります。

ドメインの選び方と管理

ドメインの種類

ドメインには「.com」「.net」「.jp」「.org」などさまざまな種類があります。日本国内向けのビジネスであれば「.jp」や「.co.jp」が信頼性の面で有利ですが、グローバルな展開を視野に入れる場合は「.com」がおすすめです。

ドメインの取得

ドメインは、以下のようなレジストラ(ドメイン登録業者)から取得できます。

  • お名前.com
  • ムームードメイン
  • Xserverドメイン
  • Google Domains(※2023年にSquarespaceへ移管)

取得の際には、ドメイン名の可用性を確認し、できるだけ短く覚えやすいものを選びましょう。

ドメインの管理

取得したドメインは定期的に更新が必要です。更新を忘れるとドメインが失効し、サイトが閲覧できなくなるため、自動更新の設定を推奨します。また、Whois情報(ドメインの登録者情報)の公開設定も確認し、個人情報を守るためにWhois情報の非公開オプションを活用すると良いでしょう。

弊社では、最適なドメインの選定から管理までサポートいたします。お気軽にご相談ください!
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西田朋加

サーバーの選び方と管理

サーバーの種類

サーバーには以下のような種類があります。

  • 共有サーバー
    • 複数のユーザーでリソースを共有するため、低コストで導入可能。
    • 例:エックスサーバー、さくらインターネット、ロリポップ
  • VPS(仮想専用サーバー)
    • 共有サーバーより自由度が高く、自分で環境を構築可能。
    • 例:ConoHa VPS、さくらのVPS
  • 専用サーバー
    • 物理サーバーを1台専有するため、高パフォーマンスだがコストが高い。
    • 例:AWS、さくらの専用サーバー
  • クラウドサーバー
    • リソースを柔軟に増減できるため、アクセスが増えても対応しやすい。
    • 例:AWS(EC2)、Google Cloud、Azure

サーバーの管理

サーバーの運用には以下のポイントを押さえておくと安心です。

  • 定期的なバックアップ
    • サーバーがダウンした際に迅速に復旧できるよう、バックアップを定期的に取得しましょう。
    • 例:エックスサーバーは自動バックアップ機能を提供。
  • SSL証明書の導入
    • HTTPS対応することで、セキュリティを向上し、SEOにも良い影響を与えます。
    • Let’s Encryptを利用すると無料で導入可能。
  • サーバーメンテナンスと監視
    • サーバーのダウンタイムを防ぐために、監視ツール(UptimeRobot、Pingdomなど)を導入。
    • 定期的なアップデートとセキュリティ対策を行う。

弊社では、最適なサーバーの選定から管理までサポートいたします。お気軽にご相談ください!
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西田朋加

DNSの設定と管理

DNS(Domain Name System)は、ドメイン名をIPアドレスに変換する仕組みです。適切に設定しないと、サイトが正しく表示されなくなるため注意が必要です。

ネームサーバーの設定

ドメインを取得した後、サーバーと紐づけるためにネームサーバー(ドメイン名とIPアドレスを対応させるためのサーバー)の設定を行います。たとえば、エックスサーバーを利用する場合、以下のようなネームサーバーを設定します。

ns1.xserver.jp
ns2.xserver.jp
ns3.xserver.jp

サブドメインの活用

sub.example.com」のようにサブドメインを作成することで、別のコンテンツを提供できます。

ドメインとサーバーの更新・トラブル対応

ドメインの更新

ドメインは1年ごとの契約が一般的ですが、長期契約するとコストが抑えられる場合があります。失効を防ぐために、自動更新の設定をしておくと安心です。

サーバーの更新

共有サーバーを使っている場合、アクセス増加により動作が遅くなることがあります。その際は、より高性能なVPSやクラウドサーバーへ移行することを検討しましょう。

トラブル対応

万が一、サイトが表示されなくなった場合は、以下をチェックしましょう。

  • ドメインの有効期限切れ → Whois情報を確認
  • サーバーの契約更新忘れ → サーバー管理画面で確認
  • DNSの設定ミス → DNSレコードを再確認
  • サーバー障害 → ホスティング会社の公式情報をチェック

安定したWebサイト運営のためのポイント

ドメインとサーバーの適切な管理は、Webサイト運営の安定性を確保するために不可欠です。定期的な更新やバックアップを行い、トラブルに備えましょう。特に、自動更新の設定や監視ツールの導入は、リスクを軽減する重要な施策です。Webサイトの成長に合わせてサーバーをアップグレードすることも検討しながら、最適な環境を維持しましょう。

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